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History of Rock n' Roll

▼2002年 9月30日 (Mon) -- No.[5]

University of IdahoのSchool of Musicでは、2002年の秋セメスター(つまり今セメ)で"History of Rock n' Roll"というクラスをオファーしている。これまでにもクラシックやジャズの歴史を学ぶクラスはあったが、ロックを扱うのは今回が初めてだそうだ。

"History of Rock n' Roll"では1950年代のロック創成期に、どのようにしてジャズやブルースから影響を受けたのか、そして60年代に入り、Beatlesや Rolling Stonesらのイギリス勢によるアメリカ音楽界の席巻まで、時代的には70年代初頭までをカバーする。また次のセメスターには、その後からほぼ現在に至るロックの変遷にスポットを当てたクラスも設置されるらしい。大学側はこのクラスを学生に提供するため、およそ200枚のCDを新規購入。さらにそのCD の山からの選曲を施し、最終的に教材として計27枚のコンピレーションアルバムを製作した。それぞれのCDは決められたテーマごとに編成され、特徴的な年代やスタイルごとにまとめられている。そしてクラスにレジストしてる生徒は、教材として自由にその音源に触れる事ができるのだ。僕のような音楽好きにはたまらない。

僕が公言して憚らない趣味の一つは音楽鑑賞。聞くだけには留まらず、先セメにはピアノ実習のクラスも取ってしまったほどだ。演歌とカントリーを除いてほぼ全てのジャンルを聞くが、一番好きなのがハードロック/ヘビーメタル。さらに細分化すると、特に"Classic Rock"と分類される70年代から80年代にかけて、ロックに一番活気が感じられた当時の楽曲群が好きだ。

当然僕が好きなバンドも、このクラスで習うような先人たちをベースとして成り立っている。というか、今だに全ての現代ポップスはBeatlesの焼き直しだと断言する人もいるくらい。したがって"History of Rock"で当時の音楽文化を勉強し直し、現在進行形で流行っている曲調にも脈々と受け継がれているアイデアを、この耳で再確認できるに違いないだろう。

このクラスでいうロックとは、いわゆるポップス全般を指し示している。つまり個人的に好きなハードロックやヘビーメタルはあくまでその一部としてに過ぎないのだが、まさにこれこそ、僕が趣味と実益を兼ねて取るべきクラスだったのではないか。クラスの設置がもう少し早かったらなー、と残念で仕方がない。最終的に単位は自由選択科目として換算されるので、基本的には全メジャーの学生が履修できるはず。これだったらグレードはA間違いなしだったな。

ところでちょっとだけマニアックな話題。今アメリカでは既にMetallicaやBon Joviがクラシックロックとして分類され始めている。僕が中学生のころ(80年代終盤)聴き始めて好きになった彼らの曲が、このように「クラシック」と呼ばれているのはいささか心苦しい。まるでこの自分の存在まで「クラシック」というレッテルを貼られているようでイヤだ。Nirvanaまでクラシックロックの専門局で流れてきた時には、何かの間違いなのではと思ったほど。つい最近カート・コバーンが自殺したと思っているのに。改めて刻々と時代がきざまれて行くのを感じてしまう。

それからロックの世界に留まらず、あと10年くらいすれば"Classic Rap"や"Classic Hip-Hop"などのジャンルも確立されてしまうはず。Run DMCとかBeasty Boysとかも、そこにカテゴライズされちゃうんだろうな。DJがRun DMCとアディダスの関係を、若いリスナーに説明しながら曲を流すのが容易に頭に浮かぶ。でもその頃になったら僕が好きな"Classic Rock"はどう呼ばれてる事になるのか・・・。

この日記で同じ事を何回も書いてるような気がするな。

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