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プラネタリウム

僕が住む街には、図書館に併設されたプラネタリウムがある。つい最近七夕について書いたこともあって、人生で2度目のプラネタリウムに行って来た。本来の七夕は旧暦で7月7日なんじゃないの?っていうのはそれで正解。僕の疑問符がまた無事に一つ取れた。そんな解説を聞きながら、50分間に渡って直径15メートル、ドーム型のスクリーンに投影された星を眺める。

7月12日に見られるはずの夜空を擬似的に堪能。今年は何万年ぶりかに火星が地球に接近する星回りで、後半は火星特集がプログラムに組み込まれていた。火星は熱そうな名前だけど、とっても寒い星です。

今の住所に引っ越してきてから、まともに夜空を見上げたことがない。もっとも人工的な灯りが邪魔をして、上空で瞬き続ける星の存在に気がつかないだけなのかもしれない。一部の期間を除いて、僕は常に星がきれいに見える場所で生活してきた。

星は僕にとって「未知の存在」の象徴であるように思う。頭を空っぽにして大きな空を見上げていると、小さな頭を駆け巡る下らない悩みなんて、些細で取るに足らない何かに思えてくる。数え切れない沢山の未知。だから僕一人の力で合理的な答えを探し出せない疑問があっても、それはそれで何の問題も無いんじゃないかって。

50分の暗闇。リセット。そして僕はまた騒々しい雑踏に戻って行く。明るくなったプラネタリウム内。投影機がとても無機質に見えた

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