帰ってくるもの
前に住んでたアパートの事務的な清算が終わり、原状回復に伴うクロスの張替えやクリーニング代などを差し引いた敷金が戻ってきた。元々預けていた金額だし、それが帰ってくるのは当然の権利。とは言え、僕の中で既に過去のものになっていたものが帰ってくるのは嬉しい。
記憶の片隅にはあるんだけど思い出せないもの、違う記憶の複合体によって思い出すのを躊躇っているもの、そして本当に忘れてしまったもの。年を重ねるにつれ、僕は中身はそんなのでいっぱいになる。ほとんどそれだけで生きてるんじゃないかって錯覚さえする。
コレはココ?ソレはソコ?きっちり線を引いて分けるのなんて、自分過ぎる自分には最初から無理なのだ。