駅乗り換え
古館伊知郎の伝えるニュースが嘘っぽく感じてしまうのは僕だけだろうか。
久米宏も世間の評価としては口の軽い男だったけど、彼の場合は天性の軽妙さとでも言うべき本質的なひらめきを備えていた気がする。しかし古館の場合は口先だけのツルッとした軽薄さが目立ち、頭と言葉が乖離している印象を受ける。両者とも同じ「軽さ」なんだけど、とにかく古館の目は全くと言ってよいほど笑っていない。11時からの筑紫哲也の方が圧倒的に存在感がある。
僕が考える特筆すべき古館の才能は、まさにその天性の嘘っぽさなのだ。今の番組は彼の才能を活かし切っていないのではないか?18年間続いた久米「ニュースステーション」が終わり、4月から始まったばかりの古館「報道ステーション」。変に引き継ぎと勘違いしてしまう僕を含めた視聴者も悪いのだが、久米が今まで築き上げてきた歴史と単純に比べてしまうのは、古館にとっても酷だと思う。2つを全く別のプログラムとして捕らえなければ。だとすれば編成側は最低限番組名を見直す必要があると思うんだけどなー。
それにしても18年間か。よく考えたら僕が大人になっていく過程で、夜10時には当たり前のように久米宏がテレビに出ていたのだ。古館の姿に僕が違和感を覚えてしまうのも、当然と言えば当然なんだろうな。まぁ今は番組が落ち着くまで静観することにします。がんばれ古館!