手に入れるモノと捨てるモノと
自宅に新しい電話機がやってきた。しばらく使ってたコードレス電話のバッテリーが寿命を向かえ、充電が出来なくなってしまった。スペアを探しても良かったが、どうせなら新しいのにしようかなと。
壊れた電話は元々僕の電話ではない。当時付き合っていたガールフレンドのものだ。彼女の引越しに伴って、まだ使える状態だったが不必要となったその電話。その重さと手触りがとても好きだった僕は、どうせ捨てるものならという事で譲り受け、それまであった味気ない電話と置き換えたのだ。その電話を僕は来週の木曜日に捨てる。不燃物として。
部屋にある全てには「モノ」としての存在とはまた別の、思い出というモノが少なからず付着しているんだと改めて考えた。僕の部屋は月日を重ねるに連れ、そんなもの達で溢れていく。思い出で溢れていく。
思い出は捨てるモノじゃなくて創るモノだ。