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土曜の朝のお楽しみ

あーよく寝た。21:00に寝て10:00に起きた。健康だ。一時的とは言え不眠はやっぱりイヤだ。しばらく前に禁煙と不眠の因果関係はあるのか、とちょろっと書いたけど、調査によるとタバコを止めてから不眠を訴える人も確かにいるらしいです。僕もその一人だったのか。もうちょっとでタバコを止めて2週間。今日は無意識にタバコに火をつけて一口吸うが、自分のその行動にふと気が付き、煙を肺に入れずにそのまま吐き出した上でタバコの火を消す、という夢を見た。

土曜の朝にやってる「渡辺篤史の建もの探訪」は長年続く名物番組で、僕はこの番組によくチャンネルを合わせたりしてる。快適そうな空間や窓からのぞく風景は、僕の想像力を大いに刺激してくれて楽しいのだが、それ以上に渡辺篤史のコメントが良い。彼はとにかくほめ上手なのである。

建物の造りはもちろん、環境、ペット、家族構成など、とにかくその場に存在する、ありとあらゆるものを彼はほめる。一般人には見えないものまでほめる。彼のコメントはとても親身な響きがある。酸いも甘いも経験した人生の先輩がつむぎだす穏やかな言葉である。行間を読ませ含蓄があふれている。

先日渡辺は「海外に住む娘夫婦の設計による家」、に住む老夫婦を訪問していた。「細かいデザインに気を配った完成度の高い家。」画面の奥にいる渡辺の落ち着いたコメントに、画面の前の渡辺(僕の事ね)もなるほど・・・、と相槌を打たずにいられない。2階にある夫の書斎に移る。3畳の狭いスペースに机、本棚、パソコン、小さな窓。誰もが憧れそうな隠れ家的なスペース。しかしこの部屋の一番の特徴は、何といっても中に便器があるのだ。

もちろん渡辺はほめる。「年が行くと何といっても近い方がいいですよね。」頷ける。そしてここが渡辺の真骨頂。「欧米では当たり前ですね。」凄い返しである。書斎でもありバスルームでもあるという、誰がどう見てもとぼけた部屋に対してこのコメント。うんこのにおいがする書斎で手紙をしたためる気持ちにはなりません。

僕はうんこをしながらタバコを吸うのが好きだったけど、今はできません。

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