ベルヴィル・ランデブー
■Triplettes de Belleville, Les
2003年製作。フランスを中心にベルギー、カナダ、イギリスによる合作。現代社会への痛烈な風刺を含んだアニメーション映画。
僕にとっては生まれて初めてお金を支払って観たアニメだったりする。ついでに書くとお金を払って劇場で観たフランス映画は二度目で、これは「アメリ」以来だ。誘拐された自転車乗りの孫を探す老婆の話。
宮崎駿をはじめとする日本のアニメは哲学ともいえるテーマで世界的に評価が高いが、この「ベルヴィル・ランデブー」はそれと正反対かもしれない。アニメらしい無茶な世界と無茶な展開と無茶な映像がとっても良かった。台詞が要らないほど見た目のみでストーリーが追えて楽しめる。ただし観方によっては考えさせられるし不気味だ。一部の金持ちに支配される物質的な現代社会で、(愚鈍とさえ言えるほど)ひたむきに生きる人々の哀れさと強さが描かれた良作。
総評:3.0(5点満点)
アートでもある