生まれも育ちも・・・
ひょんなキッカケで葛飾区柴又へ行く。東京のはずれにあり、電車を乗り継がねばならない訪ねにくい場所であるが、休日ということもあり人出は多い。当地と言えば「男はつらいよ」、国民的娯楽映画である。そんな訳で柴又駅前にはブロンズの寅次郎像が(左)。
「くるまや」のモデルとなった団子屋(とらや)で草もちをほおばり、参道をそのまま歩くと帝釈天にたどり着く(右)。境内の風情に身を置くと、今はなき笠智衆演じる御前様が出てきそうである。思いっきりお上りさん状態の僕。観光客は場所柄年配が多い。くるまやのモデルとなった別の団子屋(実はモデルとなった店は二つある)で、蕎麦をビールで流すように食事。よく考えたら両方とも麦だが、昼から飲むビールはやっぱり美味いね。
一般公開されている昔のお金持ちの邸宅(山本亭)を見学後、続いて「男はつらいよ記念館」へ向かう(ベタなコースだ)。実際に撮影に使用された本物のセットが置かれ、映画の舞台となった昭和の町並みもジオラマで再現さている。人によっては郷愁を誘われたに違いない。映画に関する展示に溢れるい館内には、メガホンを片手に持つ山田洋次がその脇に携えた脚本や、劇中で用いられた寅次郎の置手紙など。写真(左)は映画の中で寅次郎がテキウリした商品。これはベン利だ!
最後にあの「矢切の渡し」で、沿岸に渡っていく人たちを眺める。恐らく「せかっくだから」という理由で川を渡る人たちはちょっと間抜けにも見える。渡ったらまた帰ってこないといけないのです。その後しばらく江戸川の土手に腰を下ろし、初夏の日差しと風を短パンに感じる。お茶を口に含みながら泳ぐように視線を動かす。
河川敷で遊ぶ人たち。虚構のように皆幸せそうだ。東京にはこんな場所もあるのか。軽いカルチャーショックを受けた気分。よい気分転換になった休日でした。