生まれて初めてのJリーグ観戦
M君とサッカーの試合を観にいく。前日の夜Mから電話。「会社でチケットもらったんだけど暇なら行く?」とのこと。最近は人からの誘いを出来る限り断らないようにしている。今僕は無理やりにでも予定を入れ、とりあえず家でダラダラした時間を過ごすことを避けている。
味の素スタジアムに行くのも初めてだし、Jリーグの試合をライブで観るのも初めて。京王線の飛田給駅に着き、ビールを飲みながらスタジアムへ向かう。暑くも涼しくもない、肌で風を感じるのには丁度良い気候であった。
試合内容にそう興味があるわけではなかったが、僕は試合やスタジアムの雰囲気をとっても楽しむことができた。一体あの応援スタイルはいつから定着したんだろうか。あれって日本独特なのかな、テレビからも聞こえてくる応援ソングが生で聴けてちょっと嬉しかった。それからスタジアムは本当にきれいだった。見上げると大きな空。ビルとか電線が目に入らないこれだけ広い空を見たのはいつ以来だろう。立て続けにビールを飲みながら眺めた夕焼けはとてもきれいだった。試合が進むにつれて緑のピッチが照明で浮き上がってくる。大きな舞台に見えた。
僕はかつて一週間に一度、何でもよいから自分にとって初めての経験をしようと心に決めていた時期があった。社会人になった以降もその試みは続けていたが、いつの間にかその習慣をやめてしまっていた。しかしこの日サッカーの試合を観戦し、その志を再び思い出すことができた。「そういえばそんな事してたな」。これって実はとっても大切なことだったんじゃないか。
試合の方は僕らが混雑を避けるために早めにスタジアムを後にした後半ロスタイムにゴールが決まり、同点で終了したらしい。何はともあれ、僕はこの日にサッカーを観られて良かったと思う。キッカケを提供してくれたM君どうもありがとう。