Star Wars: Episode III
■Star Wars Star Wars: Episode III - Revenge of the Sith (2005)
1977年の1作目から30年近くが経過。George Lucasがその人生を費やして完成させたご存知Star Warsシリーズの(映画化)最終作。
Hayden Christensen演じるアナキンがダース・ベイダーへ変貌する過程が描かれたこの作品。まったく興味が無い人に言わせたら、わざわざ観にいく必要がないほど単純で解りきってるプロットである。それでもやっぱり観てしまうのは、このシリーズが築き上げた世界観と積み重ねられた歴史に他ならない。映画の公開自体がイベントである(このあたりは過去のエントリを参照してください)。僕より年配の人が語り続けてきた1977年の"New Hope"の衝撃。それを聞く度に僕が感じた悔しさ。だったら僕は自分の子供に言ってやる。「若い頃にIIIを観たんだぜ」って。
作品自体の感想。僕にとってはこの作品がシリーズ中で一番のドラマだった。鑑賞後に実感したのは、シリーズの主人公と全体を貫くテーマがダース・ベイダーそのものであったという事。全部で9部に分かれるスターウォーズで、ルーカスがどうして4.5.6を最初に公開したのかが理解できた。(最後を別として)最初の3作品で徹底的に悪の化身として描かれたベイダー。純粋過ぎた故に悪に落ちたアナキンが描かれた1,2,3。渾然とした善と悪を隔てる点の刹那が僕の胸に染みたのだ。
哲学。僕は"Dark Side"という考え方に激しく同意する。便宜的にここではダークの反対を"Blight"と呼ぶことにする。ダークとブライト。同一の核心と全く正反対の帰結。愛が無ければ憎しみも存在しない。この世に嘘が無かったら真実の意味がない。つまりダークがなければブライトもないのである。アナキンが追い求めたのはつまるところForceの真髄。Jediから見ると自らは善、Sithは悪。だがSithから見ると自らが善でJediが悪。この考え方は僕が30年間生きてきて確信している哲学とそのまま一致するのだ。
総評:4.4(5点満点)
7,8,9は本で読みます。