儀式
僕にとって部屋の模様替えとは自分自身を整理する儀式である。いらないものを捨て、必要なものを置き換える。違う方向から照明を当て、違った姿を映し出してあげる。これまでと違った組み合わせでセットし、これまでと違った使い方をしてあげる。当然の成り行きで部屋の掃除が伴っている。気分が変わる。僕が違ってくる。
それにしてもここまでたどり着くのが長かった。
部分的とは言え、今日になって部屋の模様替えをした。これまで続いていた鬱状態からの完全脱却を図る意図が伴っている。本棚と机の位置を交代。そのためにマシン類の配線を切り、コーヒーテーブルとカウチとベッドを動かす。思い切ってラグを捨てる。言葉を変えるとモノではなくスペースを動かしていく。
春先から湯を沸かす以外に使っていないキッチンだが、何故かめちゃくちゃ散らかっている。気になってシンクに溜まったコーヒーカップを洗い、直後にタオルで拭いて棚に収める。床に雑巾をかけ、その勢いでトイレを掃除する。観葉植物に水をあげ、大阪出張前のから干しっ放しの洗濯物をたたんであげる。枕カバーとシーツとタオルケットを洗って干す。
夕方の時間を費やすでかい作業だったが、終わってみたらあまり変わってない。それでも今度は机に向かうと前と左右がふさがれて何だか書斎っぽくなった。気分転換。