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バーゲン会場

僕が一時的に使っていた部屋で、電化製品のバーゲンが開催された。
そこは大学に入る一年ほど前、勉強に集中するために使っていた祖父の家だ。
トライアスロンショップの店長が、実は僕の昔の部屋でそのバーゲンも開催していた。
外は暗くなりつつあるが、小学生が寂しそうに何人か座っている。

僕は純和風22型ワイドテレビと、クラシックなスイッチングハブを手に取った。
値段が書いてない。ってことはタダなんだろうか。
部屋中にところ狭しと商品が並んでいる。
このままじゃ僕の寝るスペースが無いなと思った。

店主はヘルメットをかぶり、スーパーカブにまたがって明るい口調で
「お前らが死んでも大丈夫なように店開けといてやっからヨ」
と僕らに伝えて去っていった。
参加者は歓迎されてしこたま飲まされる。
店主は深酒で酔いつぶれても、そこで寝てっても良いよと伝えたかったようだ。
ここは僕の部屋なのにと思った。

夜になったけど相変わらず小学生が何人も座っている。
彼らは自宅に帰りたくてもそれぞれの家に誰も居なくて帰るあてをなくしているようだ。
僕の祖母はベッドに入っているのだが、
心配して、家の明かりを点けたままにし、彼らが不安にならないようにしていた。

見かねた僕は少年の一人を呼び、自宅に電話をかけさせてあげた。

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