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秋の味覚

大家さんが隣に住んでいる。現代の希薄な店子関係でなく、僕は毎月キャッシュで家賃を持参するという前時代的アナログな関係を築いていたりする。よくおばあちゃんとお話もする。奥さんとゴミだしについて議論する。中学生の息子を暖かい目で見守る。

来月の家賃を支払いに行ったときの事。庭の柿が沢山取れたとおじいちゃんが喜んでいた。ちょっと上がっていきなさい。僕は遠慮なく靴を脱いだ。好きなだけ柿を持っていきなさい。遠慮なく差し出されたビニール袋を満杯にしてしまった。数日寝かせたら美味しくなるからって。

そんな訳で今日は柿を食いました。

Juke 80's(中野)

Juke 80's

中野にあるカフェバー。主に80年代の音楽をBGMに軽くアルコールが飲める店。

過去には数ヶ月に一度のペースで足を運んでいたが、諸々の理由でここ一年ほど足が遠のいていた。気持ちを改めるためにその間、何度か行ってみたりもした。しかし開店時間前だったり定休日だったりで不思議とタイミングが合わず、僕は店内に並ぶオレンジ色のスツールに腰を降ろす事が出来ないでいた。別の意味合いが込められているかのように。日曜の夜を楽しく過ごそうと試みている最近の僕。この日はちゃんと営業している事を確かめた上で久しぶりに行ってみる。

18:00のオープン直後に入ったのだが既に先客あり。そして時間が経つに連れ狭い店内が直ぐに満席となってしまった。こんなに混んでる店だったんだろうか。しかも日曜の夜である。普通だったらみんな家の中でくつろいでいる時間帯なんじゃないか。メディアで取り上げられる事が多いようで、とっても繁盛しているようだ。

この店の良い所は、好きな曲をリクエストできることである。前には無かったカラオケ屋さんっぽい歌リストも、いつの間にかテーブル上に用意されていた。店のメニューとは比較にならない程かなりボリュームのある分厚いものである。メジャーどころはもちろん、かなりマイナーなアーティスト、マイナーな曲でもリクエストに対応できる歌ぞろえである。そしてもちろんリクエスト。僕の中で「11月といえば」という曲があるのだが、それとは別に最近のテーマソングと化しているRamones、David Bowie、そして僕の永遠のアイドルVan Halen。

客観的な店の印象とか食べたパスタの味とかではない。僕はここで一体どんな風に、店に入った時の気持ちとか感慨を書かねばならないんだろう。正直よくわからん。

呼び出しを食らう

夕方くらいにジムでワークアウト。19時過ぎに終えて買い物をし、自宅に戻ったのが20時前。そして勢い良く缶ビールを開けた瞬間に友人から連絡が。もし暇なら一杯付き合ってくれという。基本的に僕は女性を女性としてしか見られないので、女性の友人というのが数える程しかいない。そのうちの一人である。途中下車して高円寺で降りるから、という事なので暇な僕は飲みに出た。今までにそんな誘われ方事一度もなかったので、一体何があったんだと少しだけ心配してあげたのだ。

最近何かとストレスが溜まっていたみたい。こんな中途半端な時間にアルコール類を飲まずに放り出されて、一人で家に帰るのが虚しい、というのが直接のトリガーである。何となーく察しはついたけど、ここはお互い大人なので、詳しくは話さないし、僕も別に聞きもしない。僕が知っている中では一番という程の饒舌ぶりで、あれこれと喋って帰っていった。

お酒でストレスを発散するのは良いけど、あまり飲み過ぎないように。

NO MUSIC, NO LIFE

iTunesがぶっ壊れてしまった。起動時にウィルスアラートが出て?と思ったのであるが、それ以降全く起動しない。とりあえず入れ直すがダメ。何かファイルが変に書き換わったような、レジストリが変になったような・・・。ってことは音ログも更新されないわけか。まぁいいや。

***
という訳で復旧を試みてみた。情報を集めてファイルをいじったりするが、うんともすんともいわないぞ。そう言えば「システムの復元」というのがあった!もしかしたらこれはすごい便利ツールなんじゃないかと初めて使ってみる。しかしやっぱりダメだった。一体これは何を復元するのであろうか。バックアップを取得するのと、実際にバックアップするのは別物という鉄則。

で、結局面倒だからOSから入れなおしてしまった。レストアは面倒なんだけど、僕は結構好きだったりします。過去に何度も何度も作業を繰り返しているので、いつの間にかかなりスムーズに事が進むようになってしまった。とっておかなきゃいけないファイルとかはもともと別にしてある。マシンの中身をきれいにして使える状態にするってのは、今の時点で必要なものだけで再構成するって事。気持ちもすっきりするので、思わず部屋の掃除までしてしまった。

過去とサヨナラだね。

Tablao CASA DE ESPERANZA(高円寺)

Tablao CASA DE ESPERANZA(タブラオ・カサ・デ・エスペランサ)

自宅近くにフラメンコのお店(スペイン風にいうとタブラオ)がある。以前から気に留めていたのだが、ぼったくりバーみたいな外観から(ぼったくりバーの外観ってどんなんだろう?)、これまでは乗り込む勇気が持てないでいた。しかし「開店34周年記念イベント」が催されていたこの日、僕は予約をした上で意を決して突入!以下そのレポートです。


恐る恐るドアを開けると、手前にバーカウンターのある細長いスペースが広がっていた。つき当たりの一段高くなったステージに椅子が6脚並んでいる。見上げるような吹き抜けの天井はかなり高く、ロフト席まである構造であった。「予約していた渡辺ですが・・・」通された席は何と最前列!かぶりつきである。食べ放題、飲み放題ということで、サーモンやらスペインオムレツやらをつまみにビールを飲んで開演を待つ。全体的にさっぱりとした味付けの料理は良かったが、温かいメニューが少なかったのは残念だ。

キャパは60名の狭い店内。比較的高めの年齢層で超満員に膨れ上がった20:30、暗転と同時にいよいよステージがスタート!どかどかと見た目的にかなり濃い一団がステージに登場した。編成はフラメンコギターとカンテ(歌)の男性がそれぞれ1名。踊り手が女性3名、男性1名の計6名である。

踊りは女性の指先まで神経が行き届いた情緒的なものから、男性が激しく床を踏み鳴らす情熱的なものまで。ソロだったり、デュエットだったり、グループで踊ったり、バリエーション豊かで楽しめた。深い皺が刻まれた男が奏でるギターの音色が異国情緒をかもし出す。長髪パーマが歌うカンテは何を言っているのか全く理解できなかったが、ジプシーキングスのVo.と声質が似ていて雰囲気が良かった。最前列で見ていたこともあり踏み鳴らされる靴の音は、蹴られそうなくらいで迫力があった。フラメンコ独特の手拍子によりさらにアクセントが付け加えられる。リズムに弱い僕はそれだけで心酔してしまった。

他の客はフラメンコを見慣れているようだ。ステージで決めのポーズとかがあると、一緒につぶやくと言うか、唸るように掛け声をかけていたのが恥ずかしくて面白かった。ステージ上でもそれぞれが絶妙のタイミングで合いの手っぽく声をかけるのであるが、それをやっぱりぼそっとシニカルに言うのがおかしかった。「いいわよ」とか「もういっちょいくぜ」とか言っているだと思う、多分。本場スペインでも恐らくそんな感じなのだろう。

本国の人がこのステージを見たら一体どんな感想を持つのであろうか。東洋の神秘溢れる島国で繰り広げられる自国の民族舞踊。スペイン人はマドリッドで獅子舞を踊るのであろうか。それからステージ上にいた長髪パーマのVo.としわのギターは、例えば「ロドリゲス兄弟」みたいなステージネームとかがあるのだろうか。なぞだ。

後でわかったのだが、僕が通うジムのフラメンコ教室は、ここの人がインストラクターらしい。食べ物、飲み物、そしてステージで¥5,000というのは良心的だと思う。今まで見た事のない物を見たので、自分の見聞が広がったように感じたひと時。

僕と一緒に生活したら、色々なところに連れて行ってあげるのに。

今までになかった仕事

で何だか少し面白そうなのが僕のところにやってきた。会社が外向けに公開しているウェブページを作る事。上司からの指令である。

とは言っても全体のコンセプトを設計し、全てを体系的に構築する訳ではない。ここ半年くらい自分がやってた仕事があるのだが、会社が提供するサービスのひとつとして、それをウェブ上で紹介するHTMLを書けというのだ。

ウェブとデータベースを連携させるシステムは過去に何度か作ったが、純粋に仕事でHTMLを書くのは今回が初めて。これまでは「ストレスを感じさせない操作性」みたいなシステム要件から、機能性を優先させ、なるべくシンプルで余計な装飾を排除したものでしかなかった。しかし今回はその縛りからある程度開放される。これはもう好き勝手にデザインが楽しめる。

個人的にウェブページを開設してしばらくが経つが、今まではあくまで趣味の世界でやってただけに過ぎなかった。今度は金儲けの手段である。僕の美的センスが問われるね。

公園とピザとビールと桶


紅葉を見に行こうよう(しゃれです)。

♪タラッタララ、タッタララッラ♪("Recipe For Love" - Harry Connick Jr. )前から一度やってみたい事があった。色づいた外の公園でピザの配達を頼み、太陽の下で気持ちよい風に当たりながらビールを飲む事。そしてそんな季節がやってきた!13:00に代々木公園で友人(写真はすべて彼の手によるものです)と待ち合わせ。

友:「競歩とかしている人いないのかな。」
僕:「ビリー・クリスタルみたいにね。」
(この会話の意味わかる人いる?)

色付いてきた木々がまずはアペタイザーである。犬を乳母車みたいなのに乗せている、頭のおかしな人たちを無視しつつ、僕らはとりあずビール飲みながらピザの到着を待つ。予定より配達が遅れてしまったが、原宿門までやってきましたドミノピザ。


目指すポイントは太陽が当たって、紅葉が見れて、かつお手洗いに近い場所。午前中にジムに行って喉をカラカラに乾かし、ハラヘリン子に変身してきた僕は、早足で公園中央にある池周辺へ向かう。カラスのウンコをもろともせずにベンチに腰を下ろし、一心不乱にピザにかじりついてしまった。口の中でとろけるチーズ。至福のひと時であった。僕の夢がまたひとつ適ってしまったよ。ところでピザを食ってる時に偶然にも会社の知り合いに顔を会わせてしまう。「お疲れ様です(?)」別に僕は疲れていないのだが。


すぐに体が震え出した。晴れてはいたがそれでも寒いのだ。噴水の寒々しい水しぶきが舞ってくる。ピザがすぐに冷える。おまけに僕らは冷えたビールを飲んでいる。とりあえずの目論見を達成し、お腹がいっぱいになった僕ら。「渋谷まで歩こうか」あとはもう帰るだけだ。すると駅までの道のりで、この日は何故か佐渡のイベントが公園内で催されていた。郷土の料理が湯気を立て、祭囃子みたいなのが賑やかである。


とりあえず会場をぐるりと一周する。その場でふと目にしてしまった桶船。眺めているとこれが不思議なのである。桶の前側に立ってオールを漕ぐ船頭さん。後ろ側で後ろに水圧をかけ、前に進むのではない。前にいて前に水圧をかけ、何故か前に進むのである。酔っ払いのオッサンと景気良く話してたら、当たり前のように「なら俺にもやらせろ」という事になってしまった。うーん、やっぱり訳がわからない。とりあえず後ろには進んだが。
砂糖なんていらないさ。僕らはもうスウィート過ぎるから。
オーブンなんていらいさ。僕らはもうアツアツだから。

最後の隠し味にささやかなキスを加えるだけさ。

それが恋のレシピだよ。

"Recipe For Love" - Harry Connick Jr.

それにしても恥ずかしい歌だね。

映画の秋

■Lost Highway(1997)
David Lynchの名前だけで観てしまった。いかにも彼によるメガホンらしい、良く意味のわからない映画である。僕にとってはこれこそ芸術。どういう話なんだと言われてもうまく表現できないが、輪廻転生的な哲学を感じさせる。

この映画には"Independence Day"で地球を代表して宇宙人と戦うアメリカ大統領を演じたBill Pullmanが主演している。本作ではかなりシリアスな役柄である。しかし僕はそのバカ大統領ぶりを思い出してしまい、笑えてしょうがなかった。それにしてもあの伝説的"Twin Peaks"しかり、リンチが描くアメリカのありふれた風景というのは土着的な不気味さに溢れているね。

総評:3.0
解釈しようとしても解釈できない。感じるのみである。

■The Butterfly Effect(2004)
「ある場所で蝶が羽ばたくと、地球の反対側で竜巻が起こる」=初期条件のわずかな違いが、将来の結果に大きな差を生み出す、という意味のカオス理論の一つ(イントロより)。過去に何度も一時的な記憶障害を経験しながら育った主人公。その頃に残した日記をめくった瞬間、その場面に自分がタイムスリップする。そこで掛け違えるちょっとした出来事と、それが生む結末。あるようでなかったプロットではないか。

本題とはそれるのかもしれないが、僕がこの映画を観て思ったのは、世界の流れが変わったとしても、結局誰かが幸せになって誰かが不幸にならなきゃいけないってこと。幸せのパイというのは同じ大きさで、誰がどれだけの割合を分け合うかが問題なのだ。最後は少し切ない。

総評:3.6
斬新だけどどことなくありがち

■How to Kill Your Neighbor's Dog(2000) 邦題:舞台よりすてきな人生
Kenneth Branah主演作。子供嫌いでヒット作に恵まれない脚本家と子供好きでダンス教室を主宰する妻。そんな二人の近所に越してきた足の不自由な少女がきっかけとなり・・・。

ブラナーが演じたユーモアのセンス溢れる脚本家など人物描写が良い。映画館の掃除スタッフのクールな台詞がよかった。犬の演技がこれまたすごい。ところでタイトルを直訳したら、動物愛護団体とかからクレームがあがるんだろうか。

総評:4.3
じわりと幸福感が広がる良作

■The Godfather(1972)
言わずと知れた映画史に残る名作中の名作である。監督はFrancis Ford Coppola。今回は過去に観たのか観てないのか良く覚えていなかったのでとりあえず観た。子供の頃に観たとしても、多分映画の意味がよくわからなかったんだと思う。

マフィアの一大叙事詩である。コッポラが丹念に描く、淡々としたストーリーであるが、それでも端々に緊張感が漂う。僕が映画を観る時に参考にするサイトにInternet Movie Databaseというのがある。そのサイトでは過去に公開された全映画作品をユーザーがランキングするのであるが、この作品こそ堂々のランキング一位なのだ。

総評:4.6
特に説明はいらない。とにかく観た方が良いと思う。

■Million Dollar Baby(2004)
本年度アカデミー賞主要部門を制覇した、一人の女ボクサーと老トレーナーの硬い絆の物語。Clint Eastwoodに言わせると「完全なラブストーリー」。そして泣きのプロットだが僕はあまり感情移入する事が出来なかった。

ハリウッド映画には珍しく極端にBGMが少ない本作。しかしそれを全く感じさせないイーストウッドの圧倒的存在感はすごい。

総評:3.6
もうおじいちゃんだ。

■ヴィタール
浅野忠信主演作品。交通事故で記憶を無くした研修医に差し出された若い女性の検体。取り付かれたように解剖を行う彼が抱く幻想とよみがえる記憶。

芸術を感じさせる日本映画である。女優の演技は最悪だが踊りは一級品。最後の一場面で僕はホロリと来た。ところで僕が常々思う事。「北の国から」の純役は浅野でも面白かったはず。

総評:3.2
映像、音楽、脚本など、塚本晋也のセンスが光る

■The Life Aquatic with Steve Zissou(2004)
Bill Murray主演。正直良く覚えていない映画である。印象に残ったのは随所で使われたDavid Bowieの歌だけ。
総評:?
最近見たはずだけど良く覚えていない

減酒計画

ここ数ヶ月間のアルコール生活である。僕は毎晩帰宅後に自宅で缶ビール(350ML)を夕食として3本飲む。風呂に入ってからのリラックス時、ナイトキャップとしてウィスキーもしくはフレッシュライムを絞ったウォッカをロックで。これは1週間でボトル1本を空けるくらいのペースであった。外で飲んで帰った場合も、必ず何らかのアルコールを改めて口にする。

しかしよくよく考えると(別に良く考えないでもわかるけど)アスリートとして体に良くないし、何気にお金がかかるのだ。このままじゃアル中になっちゃうアル。こんな生活を見直さねば!という事で、最近はお酒の量を減らしていたりした。その結果・・・、

減酒前:   → 缶ビール350ML(3) + ウィスキー OR ウォッカ
ステップ1: → 缶ビール350ML(2) + 発泡酒350ML(1) ※ハードリカー廃止
ステップ2: → 缶ビール350ML(1) + 発泡酒350ML(1) + チューハイ350ML(1)
ステップ3: → 缶ビール500ML(1) + 発泡酒350ML(1)
ステップ4: → 缶ビール350ML(1) + 発泡酒350ML(1)
ステップ5: → 缶ビール500ML(1) ※トマトジュースを加えて
ステップ6: → 発泡酒500ML(1) ※トマトジュースを加えて
ステップ7: → なし

今日は飲んでないぞ!よく頑張った!

消火器放出事件

会社で火災を想定した避難訓練があった。14:00に突然ベルが狂ったように鳴り出す。業務に支障のない人は基本的には参加しなさい、との事だったので、周りの無関心をよそに僕は進んで参加してしまった。エレベータを使わずに階段で集合場所の地下まで降りる。

非難、通報、消火は火災時の基本的な対応プロセスである。フロア別の参加人数の集計に続き、やってきました消火訓練。やりたい人はどうぞ、という訳だったのでここでも喜んで参加。何でみんなやらないんだろう。普段消火器をぶっ放す機会なんて少ないのにね。「火事だー!」と少し恥ずかしいお知らせをした後、勢い良く消火器噴射。あー楽しかった。

僕の人生でこれが二度目の消火器噴射である。そして過去の出来事が頭の中によみがえり、独り思い出し笑いをしてしまった。あれは今思い出しても最高に面白かった。まさに青春だ。今から10年程前の学生時代、酔っ払ってひと気のない教室に忍び込こんだ上での、消火器ぶっ放し&土下座事件である。

長年キャンパスのシンボルであった古い校舎の取り壊しが決定。歴史と伝統あるその「さよならイベント」に、僕は友達たちと酒を飲んでから参加した。東京ローカルのテレビ局では、そのイベントが生中継さえされていた。いい気分で学長と写真撮影。その後も興奮が収まらず何となく校舎の中をウロウロ。

静かな教室に入る。どうせ壊しちゃうんだから俺たちで壊そうか。そんな一途過ぎる破壊的な衝動に駆られ、僕らは壁に落書きをし、机をめちゃめちゃにしたりもした。一緒にいた友人の一人が、一度消火器を撒いてみたかったと言い出した。なら撒いてみよう!至極単純な学生的無鉄砲な発想である。僕らは何のためらいもなく、教室備え付けの消火器を勢い良く噴射。楽しくて笑い転げる。そしてここからが本当の楽しい思い出だ。

実は僕らの悪さは人に目撃されてしまっていた。母校の応援団は昔ながらの硬派な気質で有名である。何代も受け継がれたボロボロの学ランを一年中身に付け、4年生以外は全員坊主という超体育会系の姿かたち。僕らの悪事を見つけたのは、さよならイベントで演舞を行った応援団ご一行様であったのだ。

何やってんだこのゴルァ!」と野太い声が聞こえた瞬間、僕らは一斉に逃げ出した。階段を駆け降り、それぞれ適当な方向へダッシュで散らばる。友人の一人にマキノという男がいた。彼とは逃げの波長があってしまったのか、一緒にJRの駅方面へ続くのぼり坂を駆け上がる事になった。ふと後ろを振り返ってみる。すると視線の先には約20人くらいの学ランを着た男たちが、僕ら二人を必死の形相で追いかけてくるではないか。それぞれバラバラに逃げてるはずなのに、何でよりによって僕らなんだ。あれは周囲から見たら異様な光景だったに違いない。何故か若者二人が猛ダッシュしてるその後ろを、「待てこのヤロウ!」と声を荒上げ、これまた何故か黒ずくめの極悪集団が恐ろしい顔で追いかけているのだ。

酔っ払った僕とマキノが、毎日激しい訓練をしている彼らに敵うはずなどない。僕らはすぐに坂の途中で取り押さえられてしまった。そして20人の黒装束たちにぐるりと囲まれ、人通りの多い歩道の上で土下座をしてしまった。周囲の視線が一気に僕らに注がれる。「すみませーん!」これもまた異様な光景だったに違いない。

そして僕らはみんなで教室を掃除したとさ。今思い出しても可笑しくてしょうがない(ククク)・・・。

横浜トリエンナーレ2005

再び芸術の秋を堪能。このイベントは現代芸術の博覧会みたいなもので、"Triennale"とはフランス語で「3年毎」を意味している。前回は2001年の開催で今年は4年後だが、何でも会場の用意が出来なくて一年繰り越しになったらしい。横浜駅から潮風が心地良いシーバスで山下公園まで向かう。

会場までの700mは三角旗が翻っている。この日は快晴とまでは行かずもそこそこの天気で、青空を背景に赤と白のストライプがとても鮮やかであった。もちろんこれも展示物の一つである。

倉庫を2つ使った本会場内に入ると、広いスペース内に展示物が見渡す限り並んでいた。それぞれのブースがかなり大きい。入った途端に凄まじい金属音が耳につく。工事現場をモチーフにした展示物で、即興のパフォーマンスが繰り広げられていた。彼らの他にも楽器を鳴らしてパレードする子供達や、外で細長いビニール袋を膨らます集団など、アートとしてのパフォーマンスも沢山あった。週末で人出も多かったが、何しろ広いのでそう込み合った印象は受けない。混雑を感じたのは売店でビールを買った時だけだ。

個人的に印象に残ったのは「ロダン」社のトイレットペーパーで巨大な「考える人」を形成していたもの。考えているのか、う○こをしているのかどっちか、もしくは両方だ。黄色いビールケースを組み上げた展望デッキは、中に入ると柔らかな日差しを感じられて暖かい気持ちになった。

展示物には良く意味のわからないものもあった。しかし無理に作者の意図を読み取らず、また自分で解釈しようと試みないのも、アートであると僕は思う。ビールを片手に一休みしている時、テレビカメラを携えた実行委員会の面々からインタビューを依頼された。あなたは芸術に何を期待しますか?芸術とは創出された瞬間に作者の手を離れ、その解釈は体験した者、経験した者のみに委ねられるべきだと僕は思う。芸術とは個人の感性をキックし、考えるきっかけを提供してくれるものだと強く信じている。僕が芸術に期待するものは、そんな僕らを刺激してくれるものに他ならない。

次は何を見に行こう。

舞台よりすてきな生活

今シーズン初めて暖房を付けた。

DUG(新宿)


その本を最初に手にとったのは今から10年以上前。あまりにミーハー過ぎるのでタイトルは挙げないが、僕はこの季節になると良く手に取る本がある。この5年くらいはページをめくる事がなかったので、秋が深まりつつあった先日、僕は久しぶりに小説のページを開いてみた。

新宿の紀伊国屋書店近くにあるジャズバーDUG。小説の舞台となった1960年代後半から現存し、物語の一場面としても登場する実在のバーである。

靖国通り沿いに口をあけた階段を地下2階まで潜ると、天井が高く、落ち着いた照明の店内が広がっていた。都会の真ん中、しかも地下という密閉された場所にも関わらず、不思議と奥行きがあり、開かれた空間を感じることができたのは何故だろうか。

BGMとしてジャズが流れていたが、日を選べば生演奏も聞く事ができる(僕は敢えてライブのない日に足を運んだ)。比較的早い時間に入った事もあり最初は客もまばらだったが、時間が立つに連れ店内は大人のざわめきで満たされてきた。僕は焼きたてのミックスピザをかじりながら、ライムを落としたウォッカトニックをすする。

人を連れて行ける良いバーだ。

馬来風光美食(荻窪)


荻窪にあるマレーシア料理店。JRの北口から青梅街道を徒歩5分くらい阿佐ヶ谷方面に歩いたあたりにあるビルの地下にある小さなお店。

中にに入ると小柄なマレーシア人女性が迎えてくれた。18:00開店の店ででその10分後くらいに行ったが既に先客あり。マレーシアの彼女が一人でお店を切り盛りしているらしい。笑顔がキュートでとても人当たりが良い女性だった。

注文したのは豚肉が入ったスープ、湯葉で魚肉を包んだ揚げ物、それからナッツが小魚やらが入った辛目のご飯。多分これは本場のマレーシア料理に違いない!特に豚肉のスープが美味しかった。パクチーが好き嫌いを分けるところだが(僕は全然平気)、何なんだか良くわからないスパイスやら調味料やらが入った独特の味である。他の二つも及第点以上の味わいであった。しかしとても残念だったのは何故かビールがぬるかった・・・。もしかしたらマレーシアではビールを冷やさないで飲むのかな?と無理やり良い方向に考える。

何だかとってもアットホームなお店だった。僕は初めてそこに行ったけど、他のお客さんのほとんどがカウンターの中の彼女を気遣い、一生懸命な彼女が差し出す料理を味わって食べている。そんな彼女たちの会話を耳にしていると、とっても幸せな気分になれた。また行っても良いと思えたお店。

黒光り

先日買ったばかりのトレーニング用パンツを無くしてしまった。見方によっては黒光りして、かなりお気に入りとなっていただけに残念!結構良いヤツでそれなりに高かったのに・・・。

何気に土曜から今日まで5日連続でジムに行っている。つまり会社帰りに酒を飲んでいないって事だ。何て僕は暇な人なんだ。誰か一緒に遊んでください。今日は仕事がやる気ゼロだったので定時を過ぎた後、さっさと帰ってきてしまった。ちなみに今日でちょっとキリがついたのがある事に加え、やっぱりやる気が沸かないので明日は休みます。

それは良いとして、僕のお気に入りウェアである。昨日ウェアから着替えてシャワーを浴びた後、そのままどこかに置いちゃったらしい。家に戻って洗濯カゴに移すときにないのに気が付いた。紛失する場所は限られている。もちろんジムのフロントにも聞いてみたけど今のところ出てきてない。

ちっ、また同じヤツ買ってやる。

本田"マリリン"美奈子

本田美奈子亡くなりましたね。彼女が病気だったなんて僕は全く知らなかった。

僕が持つ本田美奈子の印象といえば、「アイドル出身ながら元々定評のあった歌唱力でいつの間にかミュージカルの大スターに変身した女優」である。しかし実際に彼女の舞台を観た事もないので、はやり本田というとアイドル歌手としての姿を思い浮かべてしまうのはしょうがない。

彼女が残した楽曲で一番有名なのは「1986年のマリリン」なんだろうけど、その訃報を耳にした時、僕が最初に思い出したのは「Oneway Generation」であった。この曲はTBSで放映された連続ドラマ「パパはニュースキャスター」の主題歌である。田村正和、浅野温子、そして3人の子役が織り成すそのコメディーが僕は好きで、オープニングで流れるその曲を何となく覚えていたのだ。本田は38歳でこの世を去った。まだ若いのに・・・。というか、彼女は僕より8つ年上なのか。とても年上だと思っていたのに、実は8つしか違わないんだね。こう感じるようになったのも、僕が年齢を重ねた証拠だ。合掌。冥福を祈ります。

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今朝は僕が新宿で乗り換える山手線の内回りがストップしていた。復旧の見込みが昼過ぎだというアナウンスが聞こえたので、しょうがないから東京まで出て動いてる外回りで会社へ向かう。しかし良く考えたら埼京線で大崎まで行って戻った方が早かったな。

昼前から外出。限定10食というレアなランチ(マグロ漬け丼)を採ってからJRの駅に向かうと、今度は山手線内回りまで止まっていた。山手線の両方向が同時に、しかも復旧に時間がかかる運転見合わせというのは非常に珍しいのではないか。しょうがないので地下鉄とバスを乗り継いで出先へ向かう。

打ち合わせ終了は17:00過ぎ。会社に状況を確認してから直帰する。出先は茗荷谷であったのだが、普段であれば地下鉄で池袋に出てから山手線を乗り継いで帰る。しかし今日は御茶ノ水経由を選択。先週、学生時代をふと思い出した僕は、キャンパスがあった御茶ノ水を何となく通りたかったんだな。思ったとおり駅は学生たちで溢れていた。10年位前は僕も彼らの一部だったのだ。

自宅に戻ってから暇な僕はやっぱりジムへ向かう。月曜からかなりの勢いで体を動かしてしまった。今日初めてレッスンを受けたインストラクターは、誰がどうみてもゲイに違いない。別のレッスンでは普段使わない筋肉を使ったので、確実に明日の筋肉痛が確定!

最近は懸垂に凝ってるので背中が痛いです。

沈船

NHKでやっている昔のドキュメンタリーを見ながら書いてます。この番組は海に沈んだ戦艦大和を探す、みたいな内容です。それで思い出したこと。

過去に一度だけインストラクター付きでスキューバダイビングをした事がある。その時は海底に沈んだ日本の戦闘機を見たが、それまでに経験した事のない恐怖感を覚えたのを今でも覚えている。せいぜい水深10メートルくらいで、周囲を色鮮やかな熱帯魚が気持ちよさそうに泳ぎまわっていた。それでも僕は朽ち果てた飛行機の姿がとても怖かった。

僕の友達にやっぱりスキューバダイビングをする人がいる。彼女が潜った海で一番印象に残っているのが、アメリカの水爆実験で沈められた日本の戦艦だったとのこと。光が届かない水深50メートル地点。深度が増すに連れ、ぼーっと視界に浮かび上がる巨大な鉄の塊。音のない世界で背後に広がる漆黒の海。もう思い出すだけで鳥肌が立つって。僕が見た飛行機なんてそれに比べたら豆粒みたいなモノ。圧倒的な質量の違いは、そのまま恐怖を通り越した壮観につながるんだろうな。うう、、、僕も見てみたい・・・。

そういえば通ってるジムにダイビングのライセンス取得コースがあった!

もし僕が無人島に

CDを一枚だけ持っていくとすれば、それはDef Leppardの"Hysteria"だ。

恒例?


去年と同じく文化の日にラグビー観戦。母校を応援するが今年も負けた・・・。学生時代はめちゃくちゃ強かったあのチームが、どうしてこんなに弱くなってしまったのか。

大学を卒業して以来初めて、自宅の部屋に置いてあった応援フラッグを会場に持参。良く見ると何だか良くわからない染みが沢山ある汚い旗だが、これはこれで僕としては歴史ある持ち物なのである。

試合開始時は天気が良く、芝の緑がとても鮮やかであった。まるで無意識のうちに缶ビールを購入して秩父宮ラグビー場へ足を踏み入れた僕。この日は大学時代の友人Mも一緒だったのであるが、試合が始まった後でも彼とアイコンタクトを交わしビール係を交代で務めてしまった。

しかしながら途中から空と一緒にゲーム内容も寒々しくなり、冷えてきてトイレに行くくらいしか体を動かさなくなってしまった。序盤はよいゲームだったけど、前半ロスタイムの失点があまりに痛かったな。良く考えるとMと一緒に母校のゲームを見に来て勝った試しが一度もない!来年も行きましょう。

何とか協会のメンバーになりました

午後から仕事で外出。昨日はHさんと一緒だったけど今日は独りである。晴天でしかも独りの外出は自由に解き放たれて、ちゃんと仕事をして、何とか協会のメンバーになって、そして良い意味で羽を伸ばせて、とっても晴れやかであった。当初はそのまま直帰しようと思ったけど予想より終わるのが早く、僕は17:00過ぎに会社に戻ってしまった。

19:00まで仕事をした後、昨日成城に一緒に行ったHさんと飲みに行く。MさんとNさんとTさんに断られたが、20:00になってから最初に声をかけていたOさんがNさんと?さん(名前忘れた)を連れて合流。何人も人に断られて僕はかなりブルーだったんだけど、Oさんが人を連れてきてくれたのでとってもうれしい。

そしてOさんとNさんの組み合わせは、飲み仲間として非常に楽しい。おかげで僕は今日、とってもとっても楽しくアルコールを口にできた。何杯飲んだんだか良くわからないほど飲んだ。それでも自宅に戻った今もビールを片手にキーボードを叩いている。モルヒネを打ったんじゃないかと思えるほど、マジックマッシュルームを食ったんじゃないかと思えるほど、走りすぎてアドレナリンが出まくってるんじゃないかと思えるほど、マダマダ飲めるほど僕は楽しくてしょうがない。人の言葉を耳にして、その言葉を耳で捕らえ、左脳で租借し、最適な返答を考える。それってとってもストレスフルだと思う。でも今日に関しては人の言葉を直感的に理解し、そして自身の言葉で返すことができた。

それでも問題は、僕が全くアルコールに酔っていない事なのである。このギャップは一体なんなんだ。

インサイダー情報

今日はピシャリとした空気と、青くて抜けるように高い空がとても気持ち良かった。僕は午後から仕事で外出。仕事とは言え、こんな良い天気に外を歩いて気分が高揚。

秋が深まるに連れて日が落ちるのも早い。成城での打ち合わせが終わったのが17:30。その時点で外は既に暗いのだ。もちろん会社に戻らずに直帰する。戻ってからジムで体を動かす。

ところで先日、会社にまつわる重大なニュースを聞いてしまった!まだ正式に発表はされてはいない。しかし少なくとも、僕が今まで耳にした中での衝撃度は一番。会社には色んな仕事をしてる人がいるけど、これに関しては思いっきり僕らが当事者なのである。果たしてどういう事になるんだろうか。訳もわからず心臓がドキドキしてしまった。

こないだのアメリカ出張で副社長が何気なく口にした言葉。そういうことだったのか・・・。

メモ:
マイアヒ
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