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横浜トリエンナーレ2005

再び芸術の秋を堪能。このイベントは現代芸術の博覧会みたいなもので、"Triennale"とはフランス語で「3年毎」を意味している。前回は2001年の開催で今年は4年後だが、何でも会場の用意が出来なくて一年繰り越しになったらしい。横浜駅から潮風が心地良いシーバスで山下公園まで向かう。

会場までの700mは三角旗が翻っている。この日は快晴とまでは行かずもそこそこの天気で、青空を背景に赤と白のストライプがとても鮮やかであった。もちろんこれも展示物の一つである。

倉庫を2つ使った本会場内に入ると、広いスペース内に展示物が見渡す限り並んでいた。それぞれのブースがかなり大きい。入った途端に凄まじい金属音が耳につく。工事現場をモチーフにした展示物で、即興のパフォーマンスが繰り広げられていた。彼らの他にも楽器を鳴らしてパレードする子供達や、外で細長いビニール袋を膨らます集団など、アートとしてのパフォーマンスも沢山あった。週末で人出も多かったが、何しろ広いのでそう込み合った印象は受けない。混雑を感じたのは売店でビールを買った時だけだ。

個人的に印象に残ったのは「ロダン」社のトイレットペーパーで巨大な「考える人」を形成していたもの。考えているのか、う○こをしているのかどっちか、もしくは両方だ。黄色いビールケースを組み上げた展望デッキは、中に入ると柔らかな日差しを感じられて暖かい気持ちになった。

展示物には良く意味のわからないものもあった。しかし無理に作者の意図を読み取らず、また自分で解釈しようと試みないのも、アートであると僕は思う。ビールを片手に一休みしている時、テレビカメラを携えた実行委員会の面々からインタビューを依頼された。あなたは芸術に何を期待しますか?芸術とは創出された瞬間に作者の手を離れ、その解釈は体験した者、経験した者のみに委ねられるべきだと僕は思う。芸術とは個人の感性をキックし、考えるきっかけを提供してくれるものだと強く信じている。僕が芸術に期待するものは、そんな僕らを刺激してくれるものに他ならない。

次は何を見に行こう。

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