Tablao CASA DE ESPERANZA(高円寺)
■Tablao CASA DE ESPERANZA(タブラオ・カサ・デ・エスペランサ)
自宅近くにフラメンコのお店(スペイン風にいうとタブラオ)がある。以前から気に留めていたのだが、ぼったくりバーみたいな外観から(ぼったくりバーの外観ってどんなんだろう?)、これまでは乗り込む勇気が持てないでいた。しかし「開店34周年記念イベント」が催されていたこの日、僕は予約をした上で意を決して突入!以下そのレポートです。
恐る恐るドアを開けると、手前にバーカウンターのある細長いスペースが広がっていた。つき当たりの一段高くなったステージに椅子が6脚並んでいる。見上げるような吹き抜けの天井はかなり高く、ロフト席まである構造であった。「予約していた渡辺ですが・・・」通された席は何と最前列!かぶりつきである。食べ放題、飲み放題ということで、サーモンやらスペインオムレツやらをつまみにビールを飲んで開演を待つ。全体的にさっぱりとした味付けの料理は良かったが、温かいメニューが少なかったのは残念だ。キャパは60名の狭い店内。比較的高めの年齢層で超満員に膨れ上がった20:30、暗転と同時にいよいよステージがスタート!どかどかと見た目的にかなり濃い一団がステージに登場した。編成はフラメンコギターとカンテ(歌)の男性がそれぞれ1名。踊り手が女性3名、男性1名の計6名である。
踊りは女性の指先まで神経が行き届いた情緒的なものから、男性が激しく床を踏み鳴らす情熱的なものまで。ソロだったり、デュエットだったり、グループで踊ったり、バリエーション豊かで楽しめた。深い皺が刻まれた男が奏でるギターの音色が異国情緒をかもし出す。長髪パーマが歌うカンテは何を言っているのか全く理解できなかったが、ジプシーキングスのVo.と声質が似ていて雰囲気が良かった。最前列で見ていたこともあり踏み鳴らされる靴の音は、蹴られそうなくらいで迫力があった。フラメンコ独特の手拍子によりさらにアクセントが付け加えられる。リズムに弱い僕はそれだけで心酔してしまった。
他の客はフラメンコを見慣れているようだ。ステージで決めのポーズとかがあると、一緒につぶやくと言うか、唸るように掛け声をかけていたのが恥ずかしくて面白かった。ステージ上でもそれぞれが絶妙のタイミングで合いの手っぽく声をかけるのであるが、それをやっぱりぼそっとシニカルに言うのがおかしかった。「いいわよ」とか「もういっちょいくぜ」とか言っているだと思う、多分。本場スペインでも恐らくそんな感じなのだろう。
本国の人がこのステージを見たら一体どんな感想を持つのであろうか。東洋の神秘溢れる島国で繰り広げられる自国の民族舞踊。スペイン人はマドリッドで獅子舞を踊るのであろうか。それからステージ上にいた長髪パーマのVo.としわのギターは、例えば「ロドリゲス兄弟」みたいなステージネームとかがあるのだろうか。なぞだ。
後でわかったのだが、僕が通うジムのフラメンコ教室は、ここの人がインストラクターらしい。食べ物、飲み物、そしてステージで¥5,000というのは良心的だと思う。今まで見た事のない物を見たので、自分の見聞が広がったように感じたひと時。
僕と一緒に生活したら、色々なところに連れて行ってあげるのに。

コメント
楽しそうなところですね。こういうパフォーマンスはフィラデルフィアでは、見てみたいけどなかなか見にいける場所がありません。映画では一度見たことが会ったような気がしますが。
14日に帰国します。
投稿者: nao | 2005年11月26日 15:11
東京にいる間に食事でもしましょう。平日でも構いません。
直接メールしてください。
投稿者: ナベショウ | 2005年11月27日 09:04