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ポール・モーリア・グランド・オーケストラ JAPAN TOUR 2005

ポール・モーリア(Wikipedia)

ポール・モーリアのコンサートがあるからチケットを一枚取ってくれ

数ヶ月前に父親から突然電話がかかってきた。若い頃良く聴いていたアーティストらしい。山梨の田舎から東京に出てきて、その演奏で青春の光と影を思い出し、また独りで帰っていく父親の姿。「一枚」と聞いた瞬間にそんな想像をしてしまい可哀相になったので、「なら俺も行くよ」と言う事になったのは自然の流れだ。そしたら母親も一緒に行くことになったので、結局親子3人でコンサートに行くという不思議なイベントに様相が変化してしまった。ちなみに前日は僕の職場近くで研修を受けている弟と、二人だけで酒を酌み交わしている。つまり二日間で普段は山梨にいる家族全員と東京で顔を合わせてしまったのである。

会場は新宿の厚生年金会館ホール。この日に会社を休んだ僕は彼らと17:00前に待ち合わせし、とりあえず有名だという理由だけで中村屋本店でインドカレーを食べた。写真を取らなかったので別記はしないが、歴史と伝統を感じさせる絶妙のスパイス加減のルーであった。お腹を満たした後、歩いて15分で会場に到着。

ホールが年配の客で埋まった18:30に開演。ポール・モーリアの曲と言えば「恋は水色」しか知らなかったが、純粋にライブを楽しむことができた。演奏された曲たちがどの程度彼のオリジナルなのかはわからない。明らかに作曲者の異なる曲目も、アレンジを変えて観客の耳に届けられていた。フレンチポップからムード音楽、そしてにぎやかなロックまで。音楽性の豊かさを感じさせる。個人的に印象に残ったのは「オリーブの首飾り」。タイトルだけでは知らない人が多いと思うけど、よくマジックをする時のBGMとして流れる♪タラララララァー♪という有名な曲である(あの曲でマジックを連想するのは日本人だけなんだろう)。あれはポール・モーリアの手によるものだったのか。それからこのコンサートでは会場内で丁寧にもセットリストが張り出されていた。ついでに「休憩時間」を取ってあったのが「いかにも」という感じで面白かった。

隣に座った父親は、曲目の途中でリズムを取ったりしていた。メロディラインの隙間に彼は何を具間見たのか。自分なりに楽しんでいたので良かったと思う。そんな彼の姿をみて感じたこと。僕が今好きで聴いている曲を、父親くらいの年齢になっても聴いているんだろうか。

僕の好きなジャンルはハードロック/ヘビーメタルである。還暦を過ぎてヘッドバングしてたら、それはただの体の震えだ。

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