実家では
ダラダラして困るね。僕は友達が少ないので、地元に帰ってきても遊んでくれる人もいないし、結局家の中でダラダラして過ごす事が多い。
桜を植えていたというエピソードの他に、二十歳を過ぎてから知ったというか、気がついたというか、思い出した事実がある。実家の敷地内に「お稲荷さん」があるということ。自宅を建て直した際、日の目に当たるところに出てきたのだ。隠れキャラ的な再発見であった。こじんまりとした石の社というかがあって、隅っこにひっそりと佇んでいる。そう言えば、子供のころかくれんぼとかして遊んでる時にこんなのを見かけたように思う。もちろん両親とか祖父母はその存在を知っていて、お供え物とかを欠かさずあげていたに違いない。
目を覚ましたら父親と祖母が(ついに祖母は僕の名前さえ忘れてしまっていた)そのお稲荷さんの周りを片付けていた。何でも稲荷が傾いているので、それを分解し、基盤を水平にしてかっこよくしたいらしいのだ。祖母は周辺の草むしりなどを担当。僕もそのお手伝いをする。灯篭みたいな石の重なりをいっこいっこ外し、あらわになった一枚岩の台を調節するのだが、これがぴたっと地面にはまってウンともスンとも動かない。あきらめた僕らは別の道を選択。みごと水平になるよう砂をまいて絶妙な角度を作った。その上に改めて稲荷をセットアップ!これでかっこよくなったと父親は大満足であった。
昨日戻った実家には、いまだコタツがあった。しかし毎年ゴールデンウィークにコタツをしまうのが通例となっているらしい。なのでその後は掘りごたつをすっぽりとしまい、畳で蓋をするお手伝いをした。テーブルが無くなったら困るので、別の部屋にあるめちゃくちゃ重い夏用テーブルを運んで終了。
母親は朝から益子焼のツアーに出かけて不在。お腹が空いた僕らは父親の「牛角に行ってみたい!」との一言で、最近出来た店に男二人で行ってしまった。牛角は良いとしてその周辺の変わりように僕は驚愕。田んぼだらけだったその辺りは、いつの間にかショッピングセンターがいくつか出来ていた。大きな駐車場に囲まれたそれらは、まるで良くあるアメリカ田舎町の郊外型ショッピングモールみたいだ(たぶん言いすぎだが)。
冷麺をビールで流し込んでから自宅に戻ってひと休み。また缶ビールを開けて、いつの間にかうとうとしてたら16時になってしまっていた。日が暮れる前ジョギングに出かける。30分ほど走ってシャワーを浴び、またビールを飲む。
ツアーから戻った母親、それから叔母とやっと僕の名前を思い出した祖母と夕食。食い過ぎて苦しいよ・・・。