マット君
君は自転車のチューブに空気を入れるジョイント部分に、アメリカ式、イギリス式、そしてフランス式、さらにはゲルマンドイツ式、と種類があるのを知っているか?僕は知っているぞ。
先日空気入れを買ったのです。黒光りするベイダー号(僕の自転車名)に対抗するかのような、マットな光沢を放つ黒い本体であった。そして取扱説明書に、ジョイントの種類に併せてポンプを調節するように指示があった。それによると僕のベイダー号はおフランス式だったのだ。でもお店で簡単に入れられるように、もっとも一般的な形式(多分イギリス式)に変換するアダプターをはめ込んでいたので、とりあえずマット君はそのまま使ってみたのね。
実際にポンピングするのであるが、何故かぜーんぜん空気が入らない。めちゃくちゃパドルが重たいのです。もう力任せにフンばってみるのだが、それでも何かにブロックされてるらしく一向に空気が注入されない。???と思い、調整を繰り返す。それでも全くタイヤが膨らまない。何かの間違いだ!俺の扱いにミスはない!と、フンムと思いっきりポンプした瞬間、ホースがポンプ本体からスポーンと音を立てて外れてしまった!買ったばかりだし直そうと試みるが、ぱっきんが挟まってたみたいで元には戻らず終い。空気入れなのに一度も空気を入れずにその役を終えたマット君。空気入れとしては悔いの残る人生だ。かたじけない。
結局お店で入れてもらいました。