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やっぱり嘘っぱちだった

「あるある大事典」で紹介された、納豆のダイエット効果について。ってことは過去の放送も捏造の嵐だったってことだ。このザマで番組は打ち切り。騒動が発覚してから初めての放送日予定日だった今週の日曜、僕はどんな言い訳が聞けるのかとワクワクしてテレビの前にスタンバってしまった。言い訳ではなく、事実説明に終始した関西テレビのアナウンサー。彼も何だか嫌な役回りだね。「捏造」ではなく、「事実と異なる」と表現してたのが哀れで笑えた!

僕はこの手の健康情報番組を、最初から、絶対的に信用してない。お昼にやってる「おもいっきりテレビ」とかね。いつだったかもここに書いたはずだ。納豆を例に出すと、ある回では「ダイエットに効果的なイソフラボンを多く含む納豆は、体調管理に抜群!」と放送する。しかしそれを忘れた頃の別の回では「納豆の主成分である納豆菌は発癌作用があり、取りすぎに注意!」となるのだ(あくまで例です)。そしてテレビに出てるゲストとか、観客のオバチャンなどは、みのもんたの一語一句にいちいち「ふうぅむ・・・」と頷く。「これからは毎日朝晩2パックの納豆を食べるぞ!」そんな君らって心から幸せなバカだね、と僕はいつも強く思うのだ。

もっとも、一番バカなのは番組の視聴者である。常識的に考えると、特定の食べ物を偏って食べるのが体に良くないのは当たり前なのに。納豆が体に良いからって、納豆ばかり食べて健康になれる訳がない。ビタミン剤とかも同じで、あれを飲む事で余計な成分が体に入り、反ってバランスを崩しちゃう場合だってある。種類によっては不要なビタミンを対外に出さなきゃいけないので、それだけ肝臓とかにも負担がかかるだろうし。ところで猿がヒトになってから何万年経ってるんだろうか。気の遠くなる間に発達した生物としてのヒト。その潮流で生物体として必要なもの、不要なものを、文字通り体で理解してる。だから僕ら人間は、モノを食べて美味いと感じる。それはその栄養素を体が必要としているからだ。セックスが気持ちよいのと同じ。誰だって不快だったらセックスなどしない。それを気持ちよいと感じるのは、生命体にとって必要な「子孫を残す」作業のため。人間の体ってある意味自己完結型で、ホント良く出来てるのです。

だから僕はこれらの番組を、宝くじと同じように「視聴者に夢を観させてくれるモノ」的なエンターテイメントとして捉えている。「これだけホウレンソウを採れば癌にはならない」とか、「毎日10分の運動で理想の体脂肪率」とかね。嘘だとわかってても、これは聞くだけで嬉しくなってしまう。そうか、僕らはそんなに簡単に幸せになれるのか!そして日々のストレスから開放される・・・。もしそう思えるとしたら、これは大変感謝すべき、ありがたい番組なんじゃないか。

バランス良い生活と精神的な安定こそ、健康に直結してるのを再確認しましょう。「病は気から」という先人の言葉は、決して嘘じゃないのだ。

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コメント

某大学助教授のHpより引用

ふと思い出したので書いておくと,関西テレビ,謝らないで開き直って欲しかったな。『所詮はバラエティ番組なのでございます。捏造といえば悪事のように思われますが,フィクションと気づかれないような巧妙な演出をして何が悪いのでございましょう,裏も取らずに真実だと信じて極端な購買行動に走られた視聴者の皆様の自己責任と,まあ言ってみればこういうことではございませんでしょうか?』くらい言ってくれれば,一般視聴者がメディアリテラシーを学ぶ,またとない機会になったのに。謝るということは,ああいう情報バラエティが基本的には正しい内容を伝えているという神話・物語を捨てたくないということだろう。専門家によるPeer Reviewがあるわけじゃなし,何かの規定があるわけじゃないし,信じる根拠なんか何もない(これは「あるある」に限らず,「おもいっきりテレビ」でも「ためしてガッテン」でも同じ)ことはずーっと前からはっきりしていたのに,こういう決着のつけ方では視聴者が大事なことを学ぶ機会を逸してしまって勿体無い。だいたい,そんな,「食べるだけで健康状態が良くなる食品があるかもしれない」と思うのは,高橋久仁子先生が言われるfood faddismであって不健全だし,その幻想につけこむ商売はもっと不健全なので,これを機会に番組叩き・局叩き・製作会社叩きじゃなくて,food faddismはいかん! という方向にもっていければ良かったんだが。なんていうか,現状はトカゲの尻尾切りみたいな。

少なくとも今回の騒動で「メディアの実態」を、一般視聴者が考えるキッカケになったのは良いことだと思いますねー。
真実を伝えるメディアは、実生活に裏付けされ、庶民の声として機能してるインターネットなんじゃないでしょうかねー。その意味では2chも真実を伝える立派なメディアだ(もちろん嘘も多いけど)。
これだけ雑種多様な情報が混在してる現代では、与えられた情報から、自分にとって必要なモノを取捨選択する力こそ、本当に重要なんじゃないかと僕は思う。

TVなどのオールドメディア、インターネットによるニューメディア問わず莫大な情報の中から価値のあるものをみつけるには自分の「眼」が試されています。昔、哲学者からのメールにこんな事が書いてありました。


「データマイニング」とは、長年に渡って時間が吐き出してきた膨大な紙くずの中から、価値あるものを見つけだす作業のことです。価値あるものを見つけだすのは私たちの「眼」です。
価値あるものとクズとを見分けることができる「眼」。膨大な資料を前にし「データ」を見つけだす作業に取り組むときにわれわれが感じるのは、物事を見る自分の「眼」が試されている、という感覚です。そうしたとき、自分はもっと勉強して、広い知識をもっともっと吸収し、さまざまな見方を身につけ、感性を鋭く磨いていかなければ、と感じるはずです。

そう言えば昨日社内で指摘されたのですが、今期の社員総会で「あるある」のVTRが流されてましたねー。
内容は「りんごは体に良いぞ!」と、ブラジルの農村を取材したものだったような記憶がある。
果たしてあれも嘘っぱちだったんだろうか。

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