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風林火山

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風林火山
井上 靖
新潮社 2005-11-16

by G-Tools , 2007/04/10

僕は山梨県出身であるが、「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」 という孫子の文句は別として、武田信玄について全くと言って良いほど知識がない。そう言えば中学の同級生に山本勘助の子孫がいたなと思い出し、ドラマの原作であるこの本を読んでみた。もともと戦国絵巻に全く興味が持てない僕。大人になったから少しは違うかと思って読んだけど、やっぱり面白いとも思わなかった。

NHKでは武田の参謀として名高い山本を主人公とする大河ドラマを放映中である(上の本が原作)。せっかくなのでテレビも見てみた。感想だけど、個人的には主演と助演のキャスティングミスとの印象しか持てなかったな。恐らく先に原作を読んでしまったから、そのイメージでテレビを見ている先入観にも問題があるんだと思うけど。信玄役の何とかという歌舞伎役者のむっつりぶりが恐ろしいほど奇妙で、また勘助役である何とかの如何にも舞台出身らしい大げさな立ち回りに馴染めない。それに原作の山本はもはや老人で、超が付くほどのブサイクな描写。アレではあまりに若すぎ、闊達過ぎるんじゃないか?

ここまで書くのはどうかと思うけど、観てて不愉快になるしっくりこなさであった。NHK側が二人の新たな一面を創作するために、敢えてそのしっくりこなさを狙っているのであれば、この配役は成功なんだと思う。実際に僕がそう感じているからね。という訳で5分くらい観て終了。でも山梨県が観光客で賑わえばいいな。

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