韓国出張B(五反田の虎帰国)
こんな朝早くに観光スポットに出てもオープンしてない。だったら外に走りに出る。ソウルのほぼ中心地にステイしてる利点を生かし、走って回れる場所に行ってみようかと。一石二鳥だ。ガイドブックに載ってた景福宮(キョンボックン)まで走って10分と見込んだ。ソウルは初日の印象どおりやっぱり車が多いね。その割りに街を歩く人が少ないと感じたのはこの日も同じ。それから横断歩道があまりないのね。その代わりに地下道が発達してるらしく、道を渡るため、わざわざ地下にもぐる必要がある。街に不慣れなビジターにとって、目的地はすぐそこなのにたどり着けない場合も多いのではないか。地下にもぐって右往左往してると、自分がどっちを向いてるのか良くわからなくなるのだ。
昔の王朝の住まいであった景福宮のオープンは9時なので中には入れない。しかも正面の門が改築中であった。しょうがないので入れる部分を隈なく走って回る。改装中の現場に、景福宮の変遷を示すパネルの展示が。恐らく写真として撮影された最初のものから、日本への併合時代、戦後、そして現在、未来の想像図。景福宮は日本が昔、「朝鮮総督府」を置いた場所であるが、これじゃどんな民族だって頭にくるのは当たり前だ。日本で言うと皇居にあたるこの敷地内の、かつ一番目立つ場所である。パネルと周囲を見比べてたら、まさに僕が立ってるその場所。同化政策だったのかもしれないけど、それにしても日本は民族感情を逆撫ですごい所に建てたんだね。
そんな感慨に浸りながら外壁をぐるりと走って回る。やけにライフルなどを携帯する警官が多いな、やけに目つきの鋭い男たちが多いなと、思ってたら、実は景福宮の奥は青瓦台(大統領官邸)だったのね。そう考えると僕ってちょっと怪しい人間に見られないかと心配になってきた。出勤前で比較的人が少ない時間帯である。キョロキョロと周囲を気にしながらゆっくりしたペースで、韓国の最重要地帯をうろつく謎の男。
偵察には車でなく、現場を自分の足で確かめるのが一番だ。フっ。と思いつつホテルへ戻る。途中リバーウォークみたいなのがあってそこも走る。いかにも韓国ドラマに出てきそうな場所だ。僕はふと足を止めて流水に手を浸す。もしかしたらこれは北朝鮮から流れてくるのでは!と思ったら、ひやりととした指の先から将軍様の威光による温かみを感じることが出来た。なんだかんだで1時間くらいのジョギングシティツアーであった。シャワーを浴びてから空港へ向かうまであと1時間くらいあったので、帰国の準備を整えた後、ホテル周辺を散歩。コンビニに入ってお土産のお菓子と、芋虫の幼虫(に見える)の缶詰を買う。
という訳で午前10時にホテルを後に。2泊3日の韓国出張お疲れ様でした。
その後:
荷物は全て機内持込したのだが、韓国出国時に芋虫缶詰を没収された!最近は100mlを超える液体っぽいのは機内に持ち込めなくなっているのだ。どんな味か非常に楽しみにしてたのに残念でならない。思いきってその場で開けて食べりゃ良かったよ。

コメント
実はナベショウさんの留守の間に会社の近所で殺人事件が発生しました。
投稿者: Y・N | 2007年05月11日 22:39
で、犯人は君なの?
じゃなくても五反田の虎が犯人退治しないとね!
投稿者: ナベショウ | 2007年05月13日 18:03