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世界報道写真展2007

何度か書いているかもしれないが、僕は写真を見るのが割りと好きである。時に優しく、悲しく、厳しく、愛しく、一瞬を切り取るスナップショットたち。そして何より、圧倒的な臨場感と事実感は、真実以外の何ものでもない。時には作意が含まれる場合もある。それは写真がメッセージ性の高い媒体であるという評価の表れだ。僕らが留意すべきことは、目の前に突きつけられたその構図を、自分の力で咀嚼しなければならないという重要性を、常に忘れないこと。

東京都写真美術館で開催されている「世界報道写真展2007」に行ってきた。写真を通じて「今」を伝えるこの催しで、最優秀賞に選ばれたのは、イスラエルによる攻撃で被害を受けたベイルートの町を、色鮮やかなオープンカーで通り抜ける若者達のひとこま。人種、思想、貧富などの混沌で成り立つ社会を捕らえた一枚であった。戦争からスポーツ、文化、社会、自然など、現代を構成するありとあらゆる要素たち。断片的なそれぞれの写真から、形を持たない今という時代が浮かび上がる。足を止めて凝視。いろいろと考えさせられるものが多い。

写真美術館に行ったのは実は今回が初めてであった。アクセスが悪くはないので、別のテーマでぜひまた行ってみたい。写真って本当にすばらしいですね。

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