マンハッタンにやってきた
このエントリは何とエンパイアステートビルが目と鼻の先に見えるホテル屋上のバーで書いているのだ!ベタだけどFrank SinatraのNew York, New Yorkを聞きながら書いているのだ。ワイアレスでネットワークにもつながってるから便利だ。便利な世の中だ。
土曜の12時に日本を出て土曜の12時にニューヨーク(JFK)に到着。フライトではあまり寝られず、映画を4本も観てしまった。前回来た時かなり蒸し暑い印象をもったのだがなんのなんの。青い空にカラッとした空気がとっても気持ちが良い。前はアイダホから来てた。おそらくアイダホがこれ以上にカラリと過ごしやすい気候だったんだろうな。
ちょっと早かったけど13時にホテルにチェックイン。1時間ほど休憩する。そして長時間フライトのこりほぐしと、時差ぼけ解消と、眠気覚ましを兼ねてさっそくジョギングに出てしまった。これはセントラルパークを走るしかないだろ!あまり良く知らない街をジョギングするのはとても楽しい。バスとかタクシーでは決して目の届かない物が見えてくるし、街のダイナミズムが直に伝わってくるのだ。何より方向感覚と距離感がつかめるのが良い。どこにどれくらいいけばどこにつく。この感覚ってとっても大事なんじゃないか。という訳で5番街をまっすぐ北上し、公園を反時計回りにほぼ一周。それにしても広い公園だな。これだけの大都会なのに、まったく人が見えない場所がある。緑が目にまぶしい。行き帰りで信号に邪魔されたのもあって思ったより時間がかかったな。
ホテルに戻ってシャワーを浴びたら15時半。目もがっしり開いたので再び外出。目指すはMOMAである。あまり時間はなかったけどアドミッションで$20(ちょっと高いぞ)を払って中へ。閉館ぎりぎりまで観て回る。館内はその名のとおり現代アートであふれていた。ピカソが沢山あったぞ。ゴッホとゴーギャンとモネとロートレックとウォーホールとポロックが観られて良かった。ここの良いところは産業デザインがちゃんとアートとして評価の対象になってるところ。展示されていたジャガーの青いコンヴァーティブルがめちゃくちゃセクシーで美しかった。モダンな椅子とかDRAMの設計図とかも特に良かった。
追い出されるようにMOMAを後にしてからグランド・セントラル・ステーションの地下にあるオイスターバーへ。品川にも姉妹店があり、昔からある由緒正しきバーの本店である。ここは牡蠣を食うしかないだろ!4種類が2個づつ乗っかったプレートと、チャウダーをオーダー。レモンを絞ってドレッシングした牡蠣をすする。口に入れた瞬間に広がる、さわやかであり、かつ濃厚なこの香り。つるりとした独特の舌触りが絶品である。一緒にローカルビールを飲んだが、ここは白ワインでも良かったな。絶妙なバランスで磯の香りが漂うチャウダーももちろん美味い。
カフェで明日の予定を立てながらお腹を落ち着かせてからホテルへ戻る。そして今だ。エンパイアステートを見上げながら酔っ払った客と話してみた。オープンエアのこのバーは何かのリユニオンパーティの真っ最中だそうだ。ちょっと楽しそうだな。明日は暗くなる前にここから1時間くらいの距離にあるニュージャージーのとある街に移動しなければならない。半日は自由な時間があるぞ。今日みたいに走ってからウロウロしてみよう。
ところで前にニューヨークに来たのは8月5日の日曜日。おしい!
http://www.shotarowatanabe.com/archives/2001/08/05-220742.html
(追記)
時差ぼけで早く目が覚めてしまって昔の日記を読み返していた。思い出すことも多いけど、そんなことあったっけ?って全く記憶がないことも。当時の僕は限られた時間で、かなり濃くマンハッタンの中を移動していたようだ。とても懐かしく思う。前回は予算を切り詰めての旅だった。モーテルに泊まるのもやっとで、外で食事するのも普通にもったいないと思っていた。部屋の中でキャンプ用品を取り出し、自炊してたなんて。次にニューヨークに来る時は社会人としてちゃんと働いて、ちゃんとしたホテルに泊まって、ちゃんとしたレストランで食事を採ろう。そう強く思ったちょうど6年前の僕。そして今だ。会社のお金でホテルに宿泊。特にお金を気にすることなく食事し、バーで冷えたビールを飲んでいる。たった6年間。僕を取り巻く環境はガラリと変化した。でもあの時も本当に楽しかった。そしてあの時感じた種類の楽しさを、今後感じることは決してできないと思うと、僕は突然悲しくなる。もう一度ベッドに戻ろう。どうも旅先だと感傷的になっちゃうね。