ハンドボールの思い出(その3)
【ハンドボール用語】松脂
選手はしっかりとボールをグリップするため、粘着性のある松脂を指先につけてプレーする。でも爪の中の松脂がクリーナー使っても取れないんだな。
そろそろ飽きてきたので話を強引に戻すと、僕と別の部員の計二人は「体育教官室」というヤクザのような人達が集まる特別な部屋で、部の顧問の先生と対峙したのだった。もちろん1度ですんなり辞めさせてくれる訳などない。面談は何度か行われた。しかし僕の決心は固く、いくら先生が引き止めようと絶対に気持ちを曲げず、結局最初の思惑通りに僕は退部。幸いにも僕が辞めた後、新しく部員が入り、人数不足でチームが組めないという最悪の事態は避けられた。
ちなみに僕と一緒に退部を直訴したもう一人は気持ちを翻し、そのまま部活動に留まる事になった。彼は中心選手に成長し(というか部員がほとんどいなかったのだが)、最後はキャプテンにもなって活躍してくれた。僕はひょんなことから高校の公式な応援担当者になり、(応援部ではなく「応援委員会」)、なぜか複数いるリーダー担当(前に出て腕を振ったりする役ね)になり、僕が辞めたハンド部の応援にも行ったりしたな。応援委員会については多分滅多に人に話さない、恥ずかしくて微笑ましい思い出だったりするが、これまた別の話。
で、話の発端となったハンドボール日本代表だが、残念ながら韓国との試合には負けてしまった。今の段階ではオリンピックに出られないが、まだチャンスは残っているようだ。がんばってほしい。オリンピックが全てじゃないし、他の大きな大会とかもあるんだろうし。それにしても今回の騒動で、これだけ競技の認知度が上がっただけでもう万々歳だろうな。良くも悪くも。実際に見てみると結構スピード感に溢れてて、また接触プレーもあるから何気に荒っぽい部分もある。ぜひやってみたい!と思った少年少女たちも少なくないんじゃないか。そんな君達が日本のハンドボールを背負っていくのだよ。もっとも熱しやすくさめやすい日本人である。最初で最後の盛り上がりに便乗して一気にメジャースポーツの仲間入り、とは行かないだろう。強引に話をまとめると、ハンドボール協会もこれからが大事ですね。
(終わり)