三鷹の森ジブリ美術館
ひと月ほど前になった「お腹イタイイタイ事件」で寝込んだ時、時間を持て余していた僕は自宅にあったDVDで「風の谷のナウシカ」を生まれて初めて見た。これはまではあの大きな芋虫みたいなのが(オウムというと今回初めて知った)気持ち悪く、通しで見る気が起きなかったのだ。
そして僕は図らずも、この作品の世界観に感銘を受けてしまったのだ。他の宮崎駿の有名作品は一応目を通している感はあるが、このナウシカの奥深さは何なんだ。ルーカスが30年をかけて作り上げた一連のスターウォーズにも通じる深遠な物語なんじゃないか。そしてその含蓄あるメッセージ性は宮崎作品でダントツなんじゃないか。あの神話性はエヴァンゲリオンを超越しているんじゃないか!という訳でその興奮のまま、僕は「三鷹の森ジブリ美術館」のチケットを手配してしまったのだった。そして宮崎の頭の中の哲学性を具現化した宮崎ワールドを体験できるんじゃないか、と楽しみに行ったのであるが・・・。
うーん、、、これはちょっとどうなんだろうか、、、。正直僕の期待とは違ったと言わざるを得ない・・・。アニメというものがどうやって製作されていくのかというのを、スタジオジブリの作品を通してわかり易く展示してある。館内は子供の好奇心をくすぐる凝ったつくりで溢れている。週末というだけで凄い人が多いのに、子供がわめく声でうるさくてうるさくて。子供達が遊べるように設置されてる猫バスだけど、なんかちょっと汚かったような気もする。そうなのだ。ここは「ジブリ美術館」であって「宮崎駿美術館」ではない。その世界観を紐解きたい、ひねくれた大人の僕が引かれるものは何もなかった。
とは言え、純粋にジブリの作品が好きな人は行って楽しめるんじゃないでしょうか。ここは割り切った上で、少年の心をピカピカさせて行ったらまだ良かったな。もう少し大人向けの展示が増えることを期待。
