2月17日(日)に出場した「東京マラソン2008」。以下個人的なレポートです。
★スタートまで★
当日の流れはこんな感じだった。
07:15 自宅出発
08:00 新宿到着
08:30 荷物チェックイン
08:45 オープニングイベント
09:10 スタート
新宿駅西口地下は明らかにマラソン出場という人たちでごった返していた。駅構内のお手洗いも大混雑である。僕は多分平気だろうと思いつつも、小田急線の改札内で念のため済ませた。フルマラソンに出るのは今回が初めてである。最後まで着るものが良くわからなかったのだが、結局は下がロンOタイツ、上はコンプレッション系の長袖シャツの上に東京マラソンTシャツを重ねた。要らないかと思ったが(病み上がりだし)念のため、その上にウィンドブレーカを羽織る。荷物のチェックインはスムーズだ。ゼッケン別に割り振られたトラックが、主催者側から配布された袋で埋まってく。スタッフの指示通りに進み、スタート地点に立つ。空を見上げると快晴、微風。走る側にしてみたら、この上ない天候なんじゃないか。3万人の熱気で空気が揺らめいている。
★スタート〜中盤★
予定通りの時刻に号砲。この人数であるから、直後に走り出せる訳がない。しばらくは立ち呆けたが、数分後にはごにょごにょと前進。スタートのピストルを撃った石原都知事を左に見ながらスタートラインを超えた。しかしながらこの大集団である。自分のペースで走ることは難しい。沿道も大混雑で思い思いに応援の掛け声がかかる。応援してくれる彼らは楽しそうに笑顔で溢れていた(きっと走っている僕らも)。
僕は気が向いたときに都内をジョギングする。そういう時、勝手ながら一番困るのは赤信号で足止めされることである。僕みたいな人にとって、歩みを止めずに都内を走り回れるのはこの上ない幸せなのだ。皇居のお堀に辿りつくころ、ようやく人がばらけるが、集団の中にいることに変わりはない。ランナーたちの波は途切れることなく幹線道路を埋め尽くしている。コースは南下し、日比谷公園を越えたあたりで、品川から折り返してきたトップ集団が反対車線を駆け抜けた。飛んでるみたいに軽やかだ。東京タワーを右手に通り越して品川駅前で折り返し、今度は浅草まで一気に北上。僕は20キロ手前でお手洗いへ。この日のために設けられた仮設トイレではなく、普通にあった公衆トイレで。列に並ぶことがなかったのでこれは何気に正解だった。
★中盤〜ゴール★
銀座から浅草往復は、コース上で一番人出が多いエリアで、コースを幾重にも人が囲んでいた。大会本部が運営するエイドでは人形焼も配られていた。昨年はこの給水、給食スポットでサポートが全てのランナーへ届かずに問題になっていた。でも今回走った限りでは全く問題なし。水、スポーツドリンク、20キロ過ぎからのバナナやパンなど、昨年生じたトラブルが見事に解消されていた(ように思う)。沿道で応援してくれる人も、飴とかチョコとかを配ってくれる。暖かい声援もそうだが、こういう気持ちは本当にうれしくなる。
再び銀座に戻って35キロくらいを経過。ここからゴールまでの距離が一番キツかった。しっかりと水分、食事も補給してたのでエネルギー不足を感じることはなかった。しかしレース前に走った最長距離は約22キロで、未知の領域に入ってから足が急激に重たくなる。ダラダラと続く上りが、乳酸の溜まった両足に堪える。ちょっとした下り道も、それまで使っていなかった体の部位に最後の疲労を染み込ませていく。残り2キロ地点で「あと6分あるぞー!4時間切れるぞー!」という声援が飛ぶ。実はこの4時間というのは少し意識していたタイム。時速10キロで長く、ゆっくり走るのが常の僕にとっては丁度良い目標であった。最後の最後、足を投げ出すように運ぶ。
そしてやってきました東京ビッグサイトでようやくゴール!タイムは4時間1分40秒。スタート地点で足が動き出した時から計測している手元の時計では4時間丁度。タッチの差で目標タイムには届かなかった。でも無事ゴールできただけでヨシとせねば。
★ゴール後★
ゴールラインを割ってからも流れはスムーズであった。ヒートジャケットを被らせてもらい、ドリンクとフードを提供される。続いて右足に付いた計測チップと完走メダルを交換。一方通行に沿って歩いているとそのまま荷物の受け取りスポットへ。東京ビックサイトの広大な展示スペースに並べられたランナーの荷物。待たされることなく、スタッフから直ぐに僕の手元に届けられた。直後に着替えスポット。僕は利用しなかったけど「足湯」も用意されていた。実はマッサージもあったらしい。僕はトイレで顔だけ洗ってさっぱり。
応援に来てくれた家族と合流し、IDC大塚家具のあるビルで食事。お疲れ様ビールがうまかった!本当は「大江戸温泉」に行こうと思ってたんが、ビールを飲んだらどうでも良くなってそのまま帰宅。とりあえず初マラソンと無事ゴールお疲れ様でした。来年もできれば出たいな。
★★★感想★★★
初めてのフルマラソンということで、レース前は感じがつかめずに戸惑った。この時期の気温と服装、レース中の食事など、イメージが全然わかなかったのだが、それでも実際に走ってみたら何とかなった。ランナーは老若男女で溢れかえり、一人で考えるより、みんなと一緒に流れに乗って走れば良いのだ。沿道の沢山の人たちからの声援が力強い後押しとなった。それからボランティアスタッフも。給水やスタート、ゴール時のケアなど本当にありがたいと感じた。
完走できて良かった。もともとタイムにこだわりはないけど、4時間を切れなかったのはちょっと残念である。オーバーウェイト、練習不足、直前に風邪でダウンというマイナス要因が無ければ、4時間というのは大きな壁ではないはずだ。次回へつながるモチベーションになるか。というか、実は来月にもレース出場を予定している。予定が立っているところまではひとまずがんばろうと思う。
残念だったのは一部にマナーが悪いランナーがいたこと。仮設でトイレが設置されているというのにもかかわらず、目の届きにくい場所で男性ランナーが立ち○ンをしていた。これは非常に恥ずかしい。確かにタイムロスに繋がるし、足を止めることで体が冷えてしまう。でもこれはいかにも原始的でかっこ悪い。猛省を期待する。
しかしながら天候にも恵まれ、総じてすばらしいレースであった。大会運営もスムーズで、管理側もほっと胸をなでおろしたに違いない。走る立場としては、普段と違った視点で東京を眺めることができてうれしかった。大規模な交通規制などで大変なんだろうけど、一年で一度くらい、人が道の主役になれる日があっても良いと思う。「他人と適度な距離感を維持できるランニング」というのが、今回のランニングブームの背景だそうだ。でもそんな理屈っぽいことはどうでも良い。本大会に関しては僕らランナーを含め、沿道の応援、そしてボランティアスタッフがみな幸せそうに見えたことが、何より大成功の証拠である。このイベントを一過性のブームで終わらせることなく、2009、2010とつなげていってほしい。来年もできたら参加します。みなさんどうもありがとう!
★詳細記録★

5キロごとのスプリットタイムを見て、さほど走りにブレがないのには良い意味でびっくりした。最初の5キロに32分。一般的にスタート直後は知らず知らずにペースが上がってしまう。しかも今回のコースは最初が下りである。これらのことを考慮しても、スタートの合図が鳴ってからの大混雑を抜けるのに、相当の時間がかかった証拠だ。その流れを10キロ地点まで引っ張ってしまったのもタイムから読み取れる。15〜20キロが28分台であるが、実はここで僕はお手洗いに入っている。30キロを過ぎてからは少しペースが落ちているが、これくらいの遅れは素人ランナーにとっては上出来であろう。
足の回転速度を上げるのは難しい気がするので、一歩一歩のストライドを少しだけ伸ばし続ければ、まだまだタイムも伸びるはずである。うーん、こうやって数字で結果が出ると何だかはげみになりますね。