このウェブページについて

このコンテンツは基本的に2002年秋に作ったものです。よって現時点で僕を取り囲む環境は、書かれている内容と大きく異なっています。しかしできるだけ当時の雰囲気を残すため、一部を除いて当初のままアップしています。ご了承ください。(加筆:2003/11/19

 

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このウェブページは僕が2002年夏、22日間を費やして踏破したJohn Muir Trailの旅行記です。ビジターの方と僕の貴重な体験を共有できれば幸いに思います。普段からウェブサイトに掲載している日記の延長と考えてください。そのため旅の記述以外に僕が感じた事が随所に書かれています。興味のない方は読み飛ばしてください。結果的に表現が適切でない部分があるかもしれません。どうぞご了承ください。ご意見、ご質問、ご感想などは下のバナーからリンクしている僕の個人的ウェブページか、そこに書かれいているメールアドレスまでお願いします。

 

内容について

「最初に」はこのページ。「最後に」が僕が旅を終えて感じた総評です。「その前」、「その後」はトレイル旅行とは直接関係ありません。「DAY〜」は実際にトレイル中で書き綴った日記を校正し必要なテキストを付け足ししたもので、このページのメインコンテンツにあたります。ヨセミテ渓谷からマウントホイットニー登頂後、ローンパインの街におりるまでの毎日が綴られています。記述の中にある距離表示はアメリカで一般に用いられるマイル表示、1マイル=1.6キロで計算してください。日記の最後には、キロ表示でその日に進んだ距離を補足しました。このページにはウェブページを閲覧していただく上で、トレイルに関する基礎知識を含めました。先に読んでおけば日記の理解が増すと思われます。出来ればお読みください。

 

僕について

渡辺正太郎(ワタナベショウタロウ)、アイダホ州モスコウ在住、University of Idahoを卒業したが、これを書いている段階で今後は未定。バックパッキングに関しては全くの初心者に近い。訪れた国立公園などで短いトレイルを歩く事は良くあるが、長期間を要すトレイルの経験はない。最長でせいぜい一泊のトレイル。日本でも特に登山などの経験もない。アウトドア大好きな訳では決してない。体力に自信がある訳でもない。ついでに金もない()

 

ジョンミューアトレイルって何?

星印がヨセミテとMtホイットニー

アメリカのカリフォルニア州にある山岳トレイル。シエラネバダ山脈を貫く全長217マイル(341キロ)の一本道。ほぼ東京−名古屋間に匹敵する距離。両端はヨセミテ国立公園内のヨセミテ渓谷と、セコイア国立公園内のマウントホイットニーだが、どちらがスタート、ゴールという明確な定義はない。以前はホイットニー側から歩き始める伝統的な北上ルートが主流だったが、現在はヨセミテ渓谷から始める南下ルートを取るハイカーが大多数である。マウントホイットニーはアラスカを除くアメリカ国内での最高峰(標高4418メートル)。John Muir Trail(JMT)はアメリカ政府がNational Scenic Trailに指定しているPacific Crest Trail(PCT)の一部でもある。ちなみにPCTはメキシコとカナダを結ぶアメリカ縦断トレイルで全長約3450キロ。JMTPCTのハイライト部分と呼ばれる場合も多い。

 

ジョン・ミューアって誰?

切手にもなったジョン・ミューア

1838年スコットランド生まれ。30歳の時に初めてヨセミテ渓谷に入り、それから5年間をかけて近隣地帯を散策し研究。彼の働きかけにより当時のアメリカ大統領、セオドア・ルーズベルトが国立公園法に署名したのは有名な話。彼が国立公園の父と呼ばれているのはそのためである。自然保護活動組織、シエラクラブ初代会長。ジョンミューアトレイルはその功績を讃えるため、彼の死から3年後に建設が進められた。1917年に竣工し、1931年に工事に難のある2箇所を残してほぼ完成。最終的に全ルートが開通したのは1938年、完成するまで21年の年月を費やした。

 

歩くのにどれくらいかかるの?

全行程を歩くのに平均的なハイカーで3週間。ペースが早い人だと2週間で踏破が可能。僕はゆっくりトレイルを楽しみたいのに加え、予備日も考えて約4週間と見積もった。全行程の食料を運ぶのは不可能に近い。多くのスルーハイカーは前もって荷物をピックアップできる地点に郵送しておく。僕はトレイル上のトゥオルミーメドウの郵便局と、トレイルから少し外れなければならないが、船で湖を渡った場所にあるバーミリオンバレーリゾートを利用した。

 

誰でも行けるの?

誰でも行けるが最低限ウィルダネスに出る許可を取得した方が良い。たまにパトロール中のレンジャーにチェックされる可能性あり。体力に自信のない人、歩いていれば要らない贅肉が削ぎ落ち、必要な筋力がつくので平気です。結構お年寄りのハイカーも多い。多くは34人のグループハイカー、僕のような一人旅もそこそこいる。